「フォーム営業」という言葉はご存知ですか?
もしくは、フォームアプローチとも呼ばれる比較的に新しい営業のアプローチ方法です。
飛び込み営業やテレアポに効果が薄いと感じているなら、新しい営業手法である「フォーム営業」もチャレンジする価値があります。
フォーム営業を簡単に説明すると、企業のHPの問い合わせフォームにメールを送り、商材の紹介と目的のアクション(アポイントなど)にアプローチする手法です。
事前に文章のひな形を作っておけば、短時間で膨大なお客様にリーチすることができる素晴らしい営業手法です。
テレアポが頭打ちだと感じている方には朗報です!
しかし、もちろん使い方によってはデメリットもあり、メリットと天秤に掛けながら実施する必要があります。
特に、「まだ飛び込みとテレアポしかやったことがない」という方は、しっかり内容を理解しておくことが重要です。
そのため、今回は「今更聞けない「フォーム営業」とは?飛び込みやテレアポとは違うアプローチ」を解説します。
この記事を読む効果
- フォーム営業という新しいアプローチ手法が理解できる
- 飛び込み営業/テレアポのみのアプローチからの脱却ができる
- フォーム営業のメリットとデメリットが理解できる
この記事を読むべき人
- マーケティング担当者
- 個人事業主の方
- 新しい営業手法を探している人
- コストをかけずセールスしたい人(中小企業・個人事業主・副業)
はっきり言って、たくさんの営業手法を理解していることが、状況を打開するヒントになることは、マーケティング担当者の方なら全員が理解していると思います。
社内では「フォーム営業」のことを今更聞けないと思いますので、この記事でしっかりとフォーム営業のノウハウを理解して下さいね🎵
今更聞けない「フォーム営業」とは?飛び込みやテレアポとは違うアプローチ
今更聞けない「フォーム営業」について解説します。
「フォーム営業」とは、企業のHP(コーポレートサイト)に必ず設置してある、問い合わせフォームにメールを送りアプローチする方法です。
企業が何かしらの活動をしている場合、問い合わせフォームは必ず設置されています。
そして問い合わせフォームという役割上、必ず担当者の目に留まります。
更に、複数の社員に連絡が入るようシステムが組まれている場合が多く、役職が高い決定権者の目に留まる可能性も高くなります。
テレアポを架けたことある人も、テレアポを受けたことがある方もいると思いますが、担当者につながる可能性って低くないですか??
どんない良い商品を販売していたとしても、担当者や決裁者にアプローチができなければ、絶対に売れることはありません。
その点、「フォーム営業」は、担当者や決裁者の目に触れる可能性がとても高いアプローチ手法と言えます。
飛び込みやテレアポとは違うアプローチを探している人は、ぜひ「フォーム営業」にチャレンジしてみて下さい!
見込み客の獲得については、リードナーチャリングの記事も参考にしてください。
「フォーム営業」のメリットとデメリット|想定が大事
「フォーム営業」のメリットとデメリットを解説します。
どんなに良い営業手法でもメリットとデメリットが混在しているため、しっかり理解しておきましょう。
特にデメリットはクレームに直結する内容となっていますので、リスクとリターンも想定しながら実行することが重要です。
「フォーム営業」のメリット
「フォーム営業」のメリットは、飛び込み営業やテレアポではアプローチが難しい相手にセールスできることです。
年々、飛び込み営業やテレアポで成果を出すことが難しくなっています。
そんな中、安定的に業績を確保するためには、新たなアプローチが必要です。
メールの文章のひな形を一つ作っておけば、送信先の会社名やあいさつ文を変えるだけで、いくらでも使いまわすことができます。
送信先の選定さえしっかりしておけば、営業社員じゃなくとも事務員やアルバイトでもセールスすることが可能です。
飛び込み営業もテレアポも精神的なストレスが高いため、人気が低いポジションになっています。
そんな不人気な営業アプローチを使わずセールスができることも「フォーム営業」のメリットです。
「フォーム営業」のメリットまとめ
- 中々会えない担当者や主権者にアプローチができる
- 仕組みを作ってしまえば誰でもセールス出来てしまう
- 飛び込み営業やテレアポのストレスを減らすことができる
「フォーム営業」のデメリット
「フォーム営業」のデメリットを解説します。
「フォーム営業」のデメリットは、何といっても「クレームのリスク」です。
企業の問い合わせフォームとは、文字通り「問い合わせ」のための窓口ですので、営業メールが来ることは想定されていません。
問い合わせフォームにコメントが入力された場合、担当者はもちろん、上司や関係各所で情報の共有がなされます。
もちろん、関係者全員「何か至急の問い合わせか!?」と注目しますが、営業メールと知るとガッカリするはずです。
担当者によっては、「貴重な時間を奪われた」と憤慨するかもしれません。
その結果、「フォーム営業」が『クレームの原因』になるリスクがあります。
もっと言えば、クレームとして連絡していただいた場合は、真摯に謝罪し許しを請うこともできますが、先方の企業様が「悪質な会社」とブラックリストに入れてしまった場合は改善することができなくなります。
業界によっては営業対象のリストが限られていることもあると思います。
そんな業界で貴重な対象が減ってしまったら、大変な機会損失になってしまいます。
アプローチ対象の企業に悪いイメージを与えてしまう可能性が、「フォーム営業」のデメリットです。
「フォーム営業」のデメリットまとめ
- アプローチ先の企業からクレームが来るリスクがある
- 営業対象のリストのブラックリストに載るリスクがある
- 営業リストの減少による機会損失のリスクがある
「フォーム営業」の基本|自己紹介+主旨説明+求めるアクション
「フォーム営業」でアプローチ先に送る文章の基本を解説します。
結論から言うと、『自己紹介+主旨説明+求めるアクション』を文章にいれる事が基本となります。
まずは、問い合わせフォームから連絡したことを謝罪し、簡単に自己紹介をしましょう。
次に必要なことは、メールを送った主旨説明を行います。
- 自社の商品を購入していただくことで業務の効率化に貢献できる
- 取り扱っている商品を自社で販売させて欲しい
- 御社を自社のクライアントへ紹介させて欲しい
目的は様々ですが、しっかり主旨を相手に伝えましょう。
誠意をもって主旨を伝え、どれほど価値があるかも一緒に伝えると効果的です。
最後は、先方に取って欲しいアクションを記入することです。
- アポイントの時間を設定するため返信して欲しい
- 資料やパンフレットを送ることを了承して欲しい
- 物事を進めるための条件を教えて欲しい
求めるアクションも様々ですが、しっかりアクションを提示しておくことで、メールをほったらかしになることが少なくないります。
「フォーム営業」のテンプレートを大公開!コレさえあればアプローチ可能
「フォーム営業」のテンプレートを大公開します。
貴方の業務に沿って編集すれば、明日からでも「フォーム営業」を開始することができますよ🎵
○○株式会社 ※略さない
○○部 ○○様 ※分かる場合は名前を記入する。不明な場合は担当者様
平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
突然のご連絡、失礼いたします。
株式会社●●の●●と申します。
突然のご連絡、ご容赦ください。
簡単に自己紹介をさせていただきます。
弊社は●●という商品を扱ってる●●の代理店を営んでおります。
全国に支店を設けつつ、地域の企業の業務効率化に貢献してきたと自負しております。
今回、メールさせていただいたのは、弊社の業務効率化のサービスが御社のサービスの価値を高めることができると確信したためです。
そのため、まずは弊社のサービスを知っていただくため、資料のご送付をご了承いただきたく、ご連絡させて頂きました。
資料送付の可否についてご返信いただければ幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。
業界業種によって案内文は変える必要があるため、適時修正して使って下さい。
1回目のメール用、2回目のメール用など、段階に分けて使い分けると効果的です。
ビジネス文書作成の基本については、過去記事を参考にして下さい。
まとめ 今更聞けない「フォーム営業」とは?飛び込みやテレアポとは違うアプローチ
「今更聞けない「フォーム営業」とは?飛び込みやテレアポとは違うアプローチ」を解説しました。
営業手法は時代と共に変化し、飛び込み営業やテレアポなどのダイレクトマーケティングは、もはや営業の最適解とは言えません。
Webマーケティングは必須になっているものの、初期投資が必要になり、少しでもコストを抑えたい中小企業や個人事業主の方には躊躇してしまうと思います。
しかし、フォーム営業ならコストを掛けずセールスすることができます。
新しい営業手法やアプローチを模索している方は、積極的に「フォーム営業」にチャレンジして下さい!
「フォーム営業」の特徴まとめ
- 「フォーム営業」は新しい営業手法
- 飛び込み営業やテレアポではアプローチできない客層にアクションできる
- 心理的なストレスや作業の負荷はない
- 送信先によってはクレームになるリスクもある
- メールのテンプレートを作っておけば汎用性が高い営業手法
それでは、今日も1日お疲れ様でした🎵