お疲れ様です。たき(元T)@課長(@Nya540720)です。
みなさんは中間管理職に昇進した時に、こんな悩みを抱えた経験はありませんか?
- 上司や部下から嫌われてしまう
- 部下に嫌われるのが不安
- 嫌われないように指導する自信がない
営業会社の管理職経験10年以上の私が断言します。
実はこれ、「嫌われる勇気」を持つことで簡単に払拭することができます。
今回は、中間管理職に昇進した時に、上司や部下から嫌われないコミュニケーションを解説します。
むしろ、「嫌われる勇気」を持つことで、中間管理職の人間関係の悩みは全て払拭されます。
もちろん、「嫌われる勇気」だからといって、『どんどん嫌われましょう♪』という話ではありません。
問題のすみ分けをすることで、問題の本質を見つめ直し、不必要な干渉をしなくなることで、お互いが良好な関係を築く考え方です。
この記事を読むべき人はこんな人
【中間管理職に在籍中の人】
- 中間管理職に昇進したばかりの人
- 中間管理職の人間関係に悩んでいる人
- 嫌われることが怖い人
【これから中間管理職に昇進する人】
- 昇進が内定している人
- 元々コミュニケーションが苦手な人
- 初めて管理職になる人
中間管理職は上司と部下との板挟みもあり、ストレスも多いポジションです。
だからこそ、良好な人間関係を築く方法論やテクニックも覚える必要があります。
指導や指示を出すときに「嫌われるかも?」と不安や悩みがある方は、ぜひ最後まで読んで下さい。
きっと人間関係の悩みは解消されるはずです♪
なぜ中間管理職は嫌われるのか?|中間管理職の嫌われる理由
なぜ中間管理職は嫌われるのでしょうか?
その答えは、中間管理職とは企業のガバナンスをチェックするポジションですので、どうしても部下や従業員のミスや不正を指摘することになります。
その結果、どうしても小姑のような小言を言うことになるため、部下や同僚から嫌われてしまいます。
ガバナンスとは、統治のあらゆるプロセスをいう。政府、企業などの組織のほか、領土、ITシステム、権力などにも用いられる広い概念であることが分かる。
ガバナンスにおいては、関係者がその相互作用や意思決定により、社会規範や制度を形成し、強化し、あるいは再構成していく。近年では、企業統治のうえで不祥事の予防・対策との関係で問題とされる事例が増えており、この場合はコーポレート・ガバナンスと呼ばれる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ミスや不正行為を指摘するポジションはどうしても嫌われてしまいますが、役職的な役割としてもどうしても損な役回りとなっています。
おそらく、貴方も新人社員のころは、上司の管理者の中に”あまり好意的ではない中間管理職の先輩”も心当たりがあるんじゃないでしょうか?
ミスを指摘し、再発防止の施策を提言することも中間管理職の重要な仕事ですので、嫌われたくないからといって、ミスを指摘しないわけにはいかないところが、中間管理職の辛いところですよね?
>>>【関連記事】中間管理職は人間関係の悩みを打ち破れ|割り切るラインの基準を作る
嫌われることを気にしない「嫌われる勇気」とは?
「嫌われる勇気」という本をご存知ですか?
『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』は、岸見一郎と古賀史健の共著による、アルフレッド・アドラーの「アドラー心理学」を解説した書籍。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2013年12月13日にダイヤモンド社より出版された。
2015年に舞台化された。 2017年には同書を原案としたテレビドラマがフジテレビ系で放送された。
2013年に発行され、500万部超えのベストセラーになった「アドラー心理学」をテーマにした本です。
「アドラー心理学」の極意を学べるかは別として、対話式の記述で心理学になじみがなかった人達にも、人間関係のストレスに対しての付き合い方のヒントを提示した貴重な本です。
「嫌われる勇気」の重要なポイントは「課題の分離」と「目的論」
「嫌われる勇気」の重要なポイントとして、「課題の分離」と「目的論」という言葉が出てきます。
細かい説明は実際に本買って読んで欲しいのですが、要約すると”考え方の中心が自分である”という考え方を提唱しています。
全ての物事の中心に自分を置き、自分から周囲に向かって影響を与えていくことを理解する。
世界のことを決めるのも”自分”、周囲の人のことを決めるのも”自分”、幸せかどうかを決めるのも”自分”です。
だからこそ、まず「課題の分離」で他者との距離を明確にし、「目的論」で自分の目的が過去の経験からなく、将来に向けて行動しましょう。
中間管理職の仕事に置き換えれば、上司や部下と「課題の分離」を行い、しっかりとした「目的論」から導き出した指導方針でチームを運営することが重要という事です。
中間管理職の仕事は、ガバナンスやリスクマネジメントを切り離せないことは前章で解説しました。
という事は、ガバナンス上、必要な指導やルールを順守させることは「目的論」として絶対に必要であり、そこで”嫌われるかどうか”は「課題の分離」として切り離して考えるべき内容です。
要は、
嫌われるかどうかよりも、中間管理職の職務の方がはるかに大きいという事です。
>>>【関連記事】4C分析とは消費者目線で問題点の洗い出し|消費者線のマーケティング
中間管理職の最も重要な役割とは|組織のガバナンスの厳守
中間管理職の最も重要な役割は、部署やチームが滞りなく運営されていくことです。
もちろん、滞りなく運営されていれば、最高のパフォーマンスが発揮される仕組みを作っていることが大前提です。
そして、滞りなく運営していくために障壁になりそうなトラブルを事前に取り除くのも、中間管理職の仕事です。
中間管理職とは、常に最悪の状況を想定し、その最悪の状況を回避するために実施した行動が及ぼす影響と天秤にかけて、多少悪影響があったとしても最悪の状況と比べれて、悪影響が弱いならばアクションを起こします。
中間管理職はリスクマネジメントが、とても重要です。
リスクマネジメントとは、リスクを組織的に管理し、損失などの回避または低減をはかるプロセスをいう。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
リスクマネジメントは、主にリスクアセスメントとリスク対応とから成る。
さらに、リスクアセスメントは、リスク特定、リスク分析、リスク評価から成る。
仮に嫌われたとしても、組織やチームに必要なアクションを起こすのが中間管理職です。
ただし、貴方が常に正しい言動と行動を取っていれば、ガバナンスのために厳しい叱責をしたとしても、嫌われることはありません。
一時的に雰囲気が悪くなったとしても、長期的に見れば貴方の評価が下がることはありません。
むしろ、毎日の仕事の姿勢が正しいからこそ、厳しい叱責をしたとしても嫌われないとも言えます。
>>>【関連記事】中間管理職は人間関係の悩みを打ち破れ|割り切るラインの基準を作る
まとめ 中間管理職が嫌われる理由|「嫌われる勇気」で学ぶ嫌われない行動
「中間管理職が嫌われる理由|「嫌われる勇気」で学ぶ嫌われない行動」を解説しました。
私も中間管理職になったばかりのころは、部下に嫌われてばかりで悩んでいました。
間違ったことやミスを指摘すると嫌われる→嫌われたくないから黙認する→またミスをする→厳しく指摘する→もっと嫌われる…、のループで、どんどん雰囲気が悪くなったことがあります。
その時の悩みを解消するために深く考え、解消法のヒントになったのが「嫌われる勇気」でした。
あの時の苦労は、みなさんには味わって欲しくありません。
中間管理職なら「言うべきことは言う」という姿勢で仕事にのぞみ、「嫌われる勇気」を持ちましょう!
貴方の普段の仕事ぶりが正しければ、嫌われることもなければ、嫌われることを気にする必要すらありません。
貴方の仕事ぶりは、貴方の上司や同僚がしっかり見てくれています。
中間管理職の仕事を楽しいでキャリアを積み上げましょう!
>>>【関連記事】中間管理職から降格と転職ならどっちが有利?実録!降格と転職の真実
それでは、今日も1日、お疲れ様でした♪
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