お疲れ様です。たき@課長(@Nya540720)です。
突然ですが、仕事をする上で『ストレス』は避けて通れません。
『中間管理職』となればなおさらです。
以前ストレスの発散方法という記事を書かせていただきましたが、今回は別の切り口から、改めて『管理職のストレス』について書いてみたいと思います。
『ストレス』・『悩み』・『負荷』・『板挟み』・『鬱』など、私たちの置かれている環境は、年々厳しさを増しています。
とはいえ、その『ストレス』とうまく付き合っていく必要があります。ただ、付き合い方もいろいろありますよね?
男女の付き合いと一緒です。まず、男女の付き合いといえば・・・(割愛)
結論としては、“ストレスの内容が改善(解決)できる内容なのかに応じてアクションが決まる”ということです。
- 理想的な解決策は、すべての『ストレス』を取り払うことです
- 現実的な解決策は、『ストレス』を切り離すことです
- 妥協的な解決策は、『ストレス』を受け入れる術を身に付けることです
私の個人的な考えと、より具体的な解決策を記事にしていますので、『管理職のストレス』に対してのアクションだけを知りたい方は、目次のリンクから進んでください。
中間管理職の4割は『ストレス』を抱えている|ストレスの原因とは
厚生労働省が実施している労働安全衛生調査という広報資料があります。
出典元『厚生労働省』平成29年労働安全衛生調査(実態調査)労働者調査
出典元の資料を確認すると、平成29年労働安全衛生調査では、職場において強いストレスとなっている事柄があると答えた労働者は58.3%と、過半数以上の労働者が強いストレスを抱えています。
過去5年の推移を見ても、過半数以上の労働者が強いストレスを抱えていることが分かります。
厚生労働省の調査では、強いストレスを感じている労働者の割合だけでなく、“何が強いストレスとなっているのか”の内容についても調査しています。
平成29年の調査では、最も強いストレス要因は「仕事の質・量」で、62.6%となっています。
出典元『厚生労働省』平成29年労働安全衛生調査(実態調査)労働者調査
近年、働き方改革というスローガンのもと適切な労働時間への収束を図っておりますが、厳格な時間外労働の限度については、2019年4月1日から(中小企業は2020年4月1日から)が実施されています。
当然のことながら、単純な時間外労働の時間を抑制するだけでなく、1人あたりの業務量や質を適正に保つ努力を行わなければ、根本の原因は解消できません。
労働力の配分が適切に行えず、かえって管理者のストレスになるケースも散見されています。
過去(2012年以降)の調査では、就業によってストレスを感じる労働者の割合は 60.9%。
強い不安、悩み、ストレスを感じる事柄は「職場の人間関係の問題」(41.3%)がもっとも多く、次いで「仕事の質の問題」(33.1%)、「仕事の量の問題」(30.3%)となっています。
出典元『厚生労働省』平成24年 労働者健康状況調査 結果の概要
同じ質問で2017年の結果を見てみると、ストレスを感じている人の割合は58.3%で若干低くなっています。
主なストレス要因は、1位が「仕事の質・量」(62.6%)で、次いで「仕事の失敗、責任の発生等」が 34.8%、3位が「対人関係(セクハラ・パワハラを含む)」 30.6%という結果。
調査結果を比較すると、「対人関係」などは時代が移り変わっても、同じ要素で悩む人が多いことが分かる一方、その時々の社会の状況やワークスタイルによって、受ける“ストレスの内容”に変化が表れています。
仕事のやり方の変化はあるものの、“人間関係”の『ストレス』は、永遠になくなることは無さそうです。
そのため、『管理職のストレス』を対人関係に絞って確認してみます。
【転職を考えている方はこちら↓】
中間管理職のストレスの種類|受け流す術は?
まさに中間管理職!上司と部下との板挟み
実体験がありすぎて目がくらみます(汗)
中間管理職の『ストレス』の大きな要因が、立場上、上司と部下の板挟みになることです。
経営者や上層部から高すぎる売上目標を設定され、その期待(ノルマ)に応えなければならない。
一方、部下から不満が出ればその対処も『管理職のストレス』になります。
受け流すしてストレスを緩和!板挟みに対する『ストレス』解消法
経営層は現場のことは理解しておらず、部下(現場サイド)は経営状況の把握していないません。
常に経営層に説明できるデータが確認できるよう手元に置きつつ、部下(現場サイド)には個人成績(ミクロ)だけではなく、全体業績(マクロ)も開示しながら、上司と部下との板挟みが少しでも改善(緩和)できるよう、仕組みを構築しておりました。
受け流すことが難しいストレス!上司(経営層)との関係性
これも大きな『ストレス』になります(涙)
上司(経営層)との関係性では、「話が通じない」・「言うことがコロコロ変わる」・「仕事内容を理解していない」などすべて経験ずみです(大涙)
私の職種は営業なのですが、営業系の上司はクセが強い方が多く(偏見)、昔の体育会系のノリがまだまだ残っているため、『ストレス』は無限大です。
上司(経営層)との関係性の受け流し方
俗人的な特性が大きくかかわってくるため、画一的な緩和策はありません。
しかし、俗人性があるからこそ、その上司の元部下から“上司の特徴”をヒヤリングしておき、上司の対処法を確認しておくことで、ストレスはやや緩和できます。
普段からのコミュニケーションがとても重要です。
部下の仕事の成長が悪い・育成がうまくいかない【中間管理職のストレス】
管理職は、部下の教育やマネジメントをしなければいけない立場です。
しかし、部下の能力や仕事への取り組み方や仕事に対する考え方は個々で異なります。
教育をしても思うように育たない、仕事に対して消極的で思うように動いてくれないこともあります。
部下には“主体性をもって仕事をして欲しい”とすべての管理者が考えていると思いますが、なかなか上手くいかず、部下の育成という『ストレス』は決して少なくありません。
部下の育成に対するストレスの受け流し方
属している企業の状況によって緩和策にならないかもしれませんが、育成専任の管理者を配置し責任と権利を譲渡することで『ストレス』の緩和を図ることができます。
ダイバーシティという言葉はもはや目新しくもありませんが、従業員の価値観は多様化は、留まることを知りません。今後さらに多様化の傾向は強くなることが想定されています。
それとも、プライベートの充実をに価値を置いているのか?
育成にかかわる従業員と管理職が育成プランを共有しておくことが重要です。
部下の悩みを聞かなければならない【中間管理職のストレス】
管理職の中でも直属の部下が多い方もいらっしゃると思いますが、当然ながら経営層などの上の役職の方よりも相談しやすい立場になっています。
そのため、業務に関することだけでなく、人間関係やプライベートの悩みなど、さまざまな相談を受けることもあります。
個人的にT@課長は、これが一番の『ストレス』でした。
私が仕事とプライベートは分けたいタイプであることと、なにより解決方法がない悩みの相談ほど苦痛なものはありませんでしたね(;^ω^)
部下の悩み相談の受け流し方
悩みの内容によりますが、1対1で聞くべき内容以外は、複数で話を聞くように設定することにより、『ストレス』を緩和することができます。
どうしても、1対1で話を聞く必要がある場合は、聞き役に徹することです。
答えや解決策がない悩みほど、“話を聞いて欲しいだけ”というケースも多くあります(女性は特に)初めから聞き役に徹することにしましょう。
中間管理職の対人関係の『ストレス』まとめ
“すべてを完璧に対処しようとしない”
管理職の方で『ストレス』を多く感じる方は、“完璧主義者の方”が多いと思います。
しかしまずは、完璧に対処しようとしないことが大事です。
一人でできることには限界があります。
その限界を超えて対処しようと頑張りすぎるあまり、体調面や精神面で不調をきたす人を、私は何人も見てきました。
理想的な『ストレス』解消法として、“すべてのストレスを取り払うこと”は現実的には無理です。
すべてを解消と無理することにより、よりストレスが増えてしまいます。
- 一人ですべて対処しないこと
- 完璧に対処しようとしないこと
- 場合によっては潔く諦めること
このブログのタイトルにもあるように、『8割』で対処する心がけも大事です。
『8割』で対処できなければ、システムや環境に問題がありますので、
KPI(Key</span> Performance Indicators)の見直し、上層部に相談することが最善です。
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T@課長なりの『中間管理職のストレスの受け流し方』
会社に依存し過ぎない
安定的な収入(給与所得)を確保するために、企業に属することは大変有意義ですが、依存し過ぎてしまうと、『ストレス』から抜け出すことが難しくなってしまいます。
努めている会社との付き合い方・付き合う距離感がとても重要なのだと思います。
- 依存しているため、自分の意見が言えない。
- 依存しているため、自分らしく仕事ができない。
- 依存しているため、苦しくとも辞めることができない。
これは、健全な関係性ではありません。
人生100年時代と言われる現代では、企業との付き合い方も変える(変わる)必要があります。
70歳や80歳、90歳になったとして、今と同じ仕事をさばくことは可能でしょうか?限りなく難しいと思います。
遠からず今努めている企業とは決別する日が来ます。一生企業と添い遂げることはできません。
だからこそ、人生100年時代のキャリアパスを考える必要があるはずです。
あくまで、私たき@課長のキャリアパスの考え方ですが、
- 常にスキルアップを図る
- 出世を目指しつつスキルアップを図る
- 第一に習得するスキルは現状の仕事に関するもの
- 第二に習得するスキルは副業にも活用ですきるもの
- 金銭面で会社の依存を減らす(ストレスを減らす)
- 副業と転職を見越しスキルアップを図る
- どうしても切り離すことができないストレスなら転職する
私T@課長は、この考え方で『ストレス』を減らし、体調面・精神面の安定を図っています。
“給与所得がなくても副業の収入があるから大丈夫!”
“出世できれば一石二鳥!”
っていう意識で仕事をしています(*’ω’*)
もう一度言います。
中間管理職のストレスの具体的な解決策 ストレスの内容と具体的な解消法を伝授!
ストレスに上手く付き合っていくための解決策を紹介します。
中間管理職としてスキルアップを図る
出世を狙いつつ、転職となったとしても活躍できるよう、スキルアップを図りましょう♪
社会人が資格を取ろうと思った時に一番活用すべきツールは「スマホ」と「タブレット」です。
隙間時間を活用してスキルアップで一石二鳥です♪
副業禁止の会社でなければ副業する
金銭的依存を減らすために、複数の収入源を確保しましょう♪
まずは、無料のカウンセリングで自分に合った副業を選ぶことが第一歩♪
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中間管理職としてストレスが受け流せなくなったら退職する
退職することも選択肢の一つです!
責任感が強い管理職ほど退職代行のサービスを活用しては?
今や退職は電話一本の時代です。
【退職代行ならこちら↓】
中間管理職のキャリアがあれば転職でも有利に働きます!
あなたを求める企業は必ずあります!複数の転職サイトに登録して選べる企業を増やしましょう!
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まとめ 中間管理職はストレスを受け流す術を知ろう!ストレスの原因から対応
『中間管理職のストレスの受け流し方』は見つかりましたか?
一人一人の状況によってベストの解決策は違いますが、一番大切で一番大事なことは、自分自身が健康で健全な社会生活を送ることです。
当たり前のことですが、みなさん一人一人が健康で健全でいることより、みなさんの家族や大切な人たちが幸せでいることができます。
一番優先すべきことは、会社でも役職でもなく、自分自身と家族たちです。
『ストレス』と上手く付き合いながら、ステップアップしていきましょう♪
管理者の責任の在り方について書いた記事がありますので、ぜひ一度読んでみて下さい。
【管理職の責任についてはこちら↓】
>>>始めての管理者は責任の理解が重要|新任管理者必読!全ては本質を知ること
【転職を考えている方はこちら↓】
それでは、今日も1日、お疲れ様でした!