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老後のシュミレーションは夫婦で考える♪40代から始める資金計画!

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お疲れ様です。たき(元T)課長(@Nya540720)です。

 

みなさん、資金計画を立てる際の6個の係数はご存じですか?

金融関係の仕事をしている方以外は、あまり意識したことはないと思います。

 

正しく言葉を暗記して内容を理解する必要はないかもしれませんが、いわゆる金融リテラシーと言われるジャンルになるため、しっかり理解していれば銀行や信託銀行などに行った時にも、担当者との会話がスムーズになるとともに、怪しい金融商品を勧められにくくなります。

 

この6個の係数を知ることで、

  • お金を借りる(住宅ローンや教育ローンなど)する場合に役に立つ
  • 住宅ローンの頭金をためる目安がわかる
  • 老後資金をためる目安が分かる
  • お金を借りことの不安(間違い)が無くなる
  • 怪しい金融商品の勧誘を見抜ける
最大のメリットは、老後資金の想定ができる様になる!

自分の金融資産は、自分で守る必要がある時代です。

 

少しでも理解しておくことで、大事な資産を守りましょう!

 

指数の説明など必要ない方は、目次から”【重要】老後資金の具体的な金額を考える!”を読んでください!

 

目次

資産計画を立てるための指数とは【老後資金のモデルケース】

40代からの老後資金の貯め方をシミュレーション!資金がなくても大丈夫

豊かな人生を送るためには、お金は切っても切れない大事な資産です。

 

その資産を『貯めるため』・『使うため』には、計画を立てて試算する必要があります。

 

その試算するための係数を知っていれば、お金を借りることも切り崩すことも過剰な不安をあおられることなく、豊かな生活を送ることができます。

 

そのために、”6個の指数”を覚えましょう。

 

金融機関にお勤めになるなら、すべて完璧に理解する必要があるのでしょうが、おそらく、この記事を読んでいる方は普通のサラリーマン・学生さん・主婦(主夫)の方だと思いますので、概要だけ理解しておけば大丈夫です♪

 

将来的に”住宅ローンを組む”・”積み立てNISAを組む”・”足りない年金をiDeCoで補う”など、具体的に金融商品を購入されるときに、もう一度思い出せば大丈夫です。

 

わたしも住宅ローンを組む時に担当者の方と話す際、指数計算の理屈を知っていたため、基礎的な説明が少なくて済み理解できないポイントやアドバイスなど、より具体的な話に終始することができました。

 

一般人は、浅く広くで大丈夫です♪

 

しかし、老後資金でけは自分で想定する必要があります。

 

係数の知識はなんとなくでも大丈夫ですので、老後資金の計算のイメージだけ作っておきましょう。

 

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終価係数(将来いくらになる?)

現在の金額を複利で運用した場合の、一定期間後の金額を求める場合に用いる係数
例:100万円を年利2%で運用した場合の5年後の金額はいくらか?

元本を一定期間、一定利率で複利運用したとき、将来いくらになるかを計算するときに利用します。

 

終価係数の係数表

年/利率 1% 2% 3%
5年 1.051 1.1041 1.1593
10年 1.1046 1.2190 1.3439
15年 1.1610 1.3459 1.5580
20年 1.2202 1.4859 1.8061

 

具体的な使い方
「100万円を3%で複利で運用したら、15年後にいくらになるか?」という場合には、終価係数を使い、『今ある資金額 × 終価係数』で計算します。

 

100万円 × 1.5580(表の太字) = 1,558,000円
定期預金が満期になったとき、保険金の払い戻し、ボーナス、その他の生活資金ではなく、手元に置いておく必要が無い資金の運用を考えるときに使います。

 

現価係数(現在いくら必要?)

一定期間後に一定金額に達するために必要な元本を求める場合に用いる係数
例:年利2%で5年後に100万円を用意するためには、元本はいくら必要か?

 

将来の一定期間後に目標のお金を得るために、現在いくらの元本で複利運用を開始すればよいかを計算するときに利用します。

現価係数の係数表

年/利率 1% 2% 3%
5年 0.9515 0.9057 0.8626
10年 0.9053 0.8203 0.7441
15年 0.8613 0.743 0.6419
20年 0.8195 0.673 0.5537

 

具体的な使い方
「10年後に300万円欲しい。2%で複利運用するなら今いくら必要?」という場合には現価係数を使い、『欲しい金額 × 現価係数』で計算します。

 

300万円 × 0.8203(表の太字) = 2,460,900円

例えば、教育資金や住宅購入の頭金など、必要資金を運用で貯めるために、今いくら必要かを考えるときに使います。

□終価係数と現価係数の違い
  • 今ある資金の将来の金額を考える=終価係数
  • 将来欲しい金額を運用で得るための資金を考える=現価係数

係数表は覚える必要はありません!(無理)大事なことは考え方(理屈)を、なんとなくでも把握しておくことです。

 

年金終価係数(取り崩したとき現在いくら必要?)

毎年一定金額を積み立てた場合の、一定期間後の元利合計を求める場合に持ちいる係数
例:年利2%、毎年20万円を5年間積み立てた場合の5年後の金額はいくらか?

 

一定期間一定利率で毎年一定金額を複利運用で積み立てたとき、将来いくらになるかを計算するときに利用します。

減債基金係数(積み立てる金額は毎年いくら?)

一定期間後に一定金額を用意するための、毎年の積立金額を計算するための係数
例:年利2%、5年後に100万円を用意するためには、毎年いくら積立てる必要があるか?

 

将来の一定期間後に目標のお金を得るために、一定利率で一定金額を複利運用で積み立てるとき、毎年いくらずつ積み立てればよいかを計算するときに利用します。

 

資本回収係数(取り崩したとき毎年いくら受け取れるか?)

現在の一定金額を一定期間で取り崩した場合の、毎年の受け取り額を計算するための係数
例:100万円を年利2%で運用しながら5年間で取り崩した場合の毎年の受取額はいくらか?

 

元本を一定利率で複利運用しながら、毎年一定金額を一定期間取り崩していくとき、
毎年いくらずつ受け取りができるかを計算するときに利用します。

 

年金現価係数(積み立てたら将来いくらになる?)

将来の一定期間にわたって一定額を受け取るために必要な元本を計算するための係数
例:5年間にわたって20万円ずつ受取る場合、年利2%のとき、必要な元本はいくらか?

 

元本を一定利率で複利運用しながら、毎年一定金額を一定期間取り崩していくとき、現在いくらの元本で複利運用を開始すればよいかを計算するときに利用します。

 

【重要】老後資金の具体的な金額を計算する!モデルケース♪

40代からの老後資金の貯め方をシミュレーション!資金がなくても大丈夫

老後資金はミドル世代には大きな将来の不安として考えています。

 

若い方も自分の老後資金を想定しておくことにより、貯金や投資に対して考えるきっかけにもなりますし、漠然とした不安が解消されるため、なんとなくで良いので想定してみてください。

 

T@課長夫婦(夫40歳、妻40歳)60歳で定年
退職金予定額 1000万円
住宅ローン 60歳(定年)で完済
公的年金額 夫婦(25万円)・65歳から受給
現在の金融資産 800万円
公的年金以外の収入はなし
60歳以降の予定必要生活費は月30万円

無収入期間の60~65歳までは、1,920万円「32万円 × 60(12ヶ月 × 5年)」が必要です。

 

仮に現在保有している800万円に手をつけず、60歳までの20年間、2%で複利運用できれば、11,887,200円〈800万円 × 1.4859(表の太字)〉となり、退職金と合わせればかまかなえそうです。

 

年/利率 1% 2% 3%
5年 1.051 1.1041 1.1593
10年 1.1046 1.2190 1.3439
15年 1.1610 1.3459 1.5580
20年 1.2202 1.4859 1.8061

次に65歳以降の生活ですが、老後に予定の生活を送るには、65歳時点でいくら準備しておく必要があるか計算します。

 

これは、年金現価係数を利用します。

 

毎月の収入が25万円、支出が30万円ですから、差額の5万円を24年間*1埋めるにはいくら必要かというと・・・

 

『年間に受取りたい金額 × 年金現価係数』の計算でわかります。

 

つまり、差額の毎月5万円、つまり年間60万円を、仮に1%の複利運用をしながら24年間受取るために必要な金額は、

 

60万円 × 21.2434(表3の太字) = 約1,274万円

となります。

 

表3【年金現価係数】

年/利率 1% 2% 3%
5年 4.8534 4.7135 4.5797
10年 9.4713 8.9826 8.5302
15年 13.8651 12.8493 11.9379
20年 21.2434 18.9139 16.9355

では、65歳から24年間月額5万円を受取るのに必要な資金、約1,274万円を40~60歳までの現役時代の20年間で用意するには、今から毎年いくら積み立てれば良いのでしょうか?(利率は1%の複利運用と仮定)

 

ここでは、減債基金係数を使います。計算式は、『必要金額 × 減債基金係数』です。

 

1,274万円 × 0.0454(表4の太字) = 578,396円

 

表4【減債基金係数】

年/利率 1% 2% 3%
5年 0.1960 0.1922 0.1884
10年 0.0956 0.0913 0.0872
15年 0.0621 0.0578 0.0538
20年 0.0454 0.0412 0.0372

 

つまり、

65歳から24年間月額5万円を受取るのに必要な資金、1,274万円を今後の20年間で準備するには、20年間毎年約58万円(月額約48,100円)を積み立てる必要があるといえます。
もし、今の時点で年間約58万円という積立額が難しいの場合
  • 運用利率を上げる
  • 現在の家計収支の見直しを図る
  • お金との付き合い方を見直す
  • 必要生活費を下げる
ただし、ここまで読んでいただいて恐縮ですが、すべて想定の話です。
生活環境の変化や社会状況の変化に伴い、必要資金は変動します。
公的保証制度が拡充すればより安定した生活を送れるようになると思いますし、個人資産による生活資金の確保を求められれば、厳しい老後になることでしょう。
まず、やるべきことは、キャリアデザインを考え、キャリプランとキャッシュフロー表の見直しを図ることです。
そうすることにより、”想定”が可能になりますので、”予防”も検討できるようなります。

【キャリアプランについてはこちら↓】

まとめ 老後のシュミレーションは夫婦で考える♪40代から始める資金計画!

老後資金の計算は面倒ですので、なかなか目を背けがちですよね。

 

しかし、若いころから想定しておくことで、お金と資産に対して考え方が変わると思います。

 

もはや、貯金だけで老後資金を貯めることは、一部の給料の良い大企業にお勤めの方以外は無理だと思います(わたしも)

 

だからこそ、投資が必要です。

 

投資と聞くと『怖い』・『全部なくなる』・『だまされる』などネガティブなイメージの方がまだまだ多くいますが、老後資金が足りないことに気付いて急に投資に目覚めると、足元をすくわれてしまいます。

 

それを予防するには、若いころか投資の経験を積み、成功も失敗も体感することが大事です。

 

わたしも20歳の誕生日に最大手の某証券会社に口座を作り、なけなしの10万円をつぎ込み、ITバブル崩壊により6万円ぐらいまで溶かしました(涙)

 

今ではその経験は話のネタにもなり、貴重な体験にもなっています。

 

ぜひ、将来を見越してお金の想定をしてみて下さい。

 

 

【ライフデザインについてはこちら↓】

>>>ライフデザインは人生の羅針盤!国民全員が作成する価値あり!

 

それでは、今日も1日、お疲れ様でした!

老後資金

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